診療案内
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当院で行う治療を大まかに分類すると以下の5つとなります。
- 主訴に対する治療(応急処置を含む)
- 虫歯治療
- 審美歯科
- 義歯
- 根管治療
それぞれに関して、まずは私の基本的な考えを述べさせて頂きます。
1. 主訴に対する治療(応急処置を含む)
- ズキズキ痛い
- 滲みる
- 痛くて噛めない
- 歯茎が腫れた
- 違和感がある
- 歯が欠けた
- 物がはさまる
- 詰め物や被せが取れた
- 入れ歯があたって痛い
- 入れ歯が外れやすい
- 治療が途中
- 見た目が悪い
などなどお口の中には様々な症状が頻発します。
軽い症状、歯1本だけの問題が積み重なるとお口の中の状況の悪化は加速していきます。
そうなると体調までも影響が及んでしまいかねません。
口腔も1つの臓器という意識を持つことは患者様サイドだけでは無く、我々歯科医サイドにおいてもすごく大事なことです。
ですから小さい問題であってもなるべく速やかに治療をスタートすることが非常に大事です。
すなわち早期発見早期治療です。
当院では痛みが少なく、不安の少ない治療を行うことに努力を惜しまないことをお約束いたします。
いきなり治療は不安ということであれば、まずはご相談のみでもOKです。
そしてなるべく早く治療に取りかかれるようにアポイントをご相談いたしましょう。
2. 虫歯治療
虫歯には大きく分けて3種類の状況があります。
- 虫歯の穴が目で見て分かり、食べ物がはさまりこむ
- 詰め物被せ物がとれた
- 詰め物被せ物と歯の合わせ目に虫歯が出来ている
3番目の合わせ目の虫歯は患者様自身では気が付かないことが多いので、初診や定期検診で慎重に診査いたします。
言い方は悪いですが「重箱の隅をつつく」感じで細かくです。
虫歯に限らず僅かな異常を見逃さない事が歯を長持ちさせるにはすごく大事なんです。
残念ながらというか歯科医として患者様に申し訳無い気持ちもありますが、殆どの歯科治療は永久的にも持つものではありませんし、治療を重ねる度に悪くなっていく傾向は否めないので・・・
したがって生涯の中でその歯の治療履歴を少なくする事がすごく重要なんです。
下図のようにならない為にも早期発見早期治療+丁寧な治療で悪い流れを断ち切るという事です。
丁寧な治療に関係する事として、虫歯治療の際の材料に拘るということも実はすごく大事なんです。
虫歯治療の際の詰め物被せ物の種類(材料)と特徴は別枠で詳しくご説明しております。
※「詰め物被せ物の選択は迷いますよね?」をクリックして下さい。
☆詰め物被せ物のご説明をする中で、患者様からの質問で
「1番持ちが良い(長持ちして歯に優しい)ものは何ですか?」
と良く聞かれます。
私は一貫してゴールドと回答しております。
ゴールドの良さに関しては「金プラチナ合金の良さ」をクリックして下さい。
☆あと詰め物被せ物を白いもので目立たなくしたいが
セラミックとプラスチックの2種類があるわけで、
両者の選択を迷うことが多いですね。
両者とも白いですが、実は似て非なる物なんです。
両者の違いを別項でご説明致しますので
「奥歯にコンポジットレジン(プラスチック)は役不足?」をクリックして下さい。
3. 審美歯科
審美歯科においても歯科技工士に拘るということは当院の譲れない部分です。
優れた技術を持つ技工士の力量を最大限引き出すには、患者様の満足度を上げる意識を歯科医と技工士が共有することが非常に大事だと思います。
絶え間ない意見交換の積み重ねを経た技工士との共同作業により補綴物を作りあげます。
歯の治療というものは歯科医師と歯科技工士のコラボレーションで行われている部分が少なくありません。
患者様の治療に対する責任の所在は歯科医師にあるわけで歯科医師主導で治療は進めていくわけですが、
歯科技工士にも1人1人の患者様に対する責任の一端を担う覚悟、意識を絶えず持ちながら、
仕事を行うことを要求しておりますのでたまにはぶつかり合うこともあります。
それは自然な事であり、それで良いと思っております。
余談ですが海外では歯科治療に係る料金の患者様の支払いは歯科医師と歯科技工士に別々に支払われる場合もあるとのことを聞いた事があります。
私はそのような方式が本当だと思います。
歯科技工士の責任感、やりがい、地位の向上の面で望ましいと思います。しかしながら日本ではそうならないことは残念なことと思います。
少々脱線してしまいましたがこのような精神で日々の診療に臨んでおります。
当院の審美歯科関連の補綴物は
被せ物では
・メタルセラミック
・オールセラミック1
ジルコニアフレームCADCAM +レイヤリング
・オールセラミック2
ニケイ酸リチウムガラスセラミック(e-max)+レイヤリング又はステイニング
の3種類となります。
詰め物では
・ニケイ酸リチウムガラスセラミック(e-max)
の1種類となります。
バリエーションが少ないのはこれらが個人的にはベストチョイスと考えており、他のマテリアルはお勧めではないからです。
それぞれの特徴は診療内容詳細の中の「詰め物被せ物の選択は迷いますよね?」をクリックして下さい。
セラミックに被せ物に関して⑦⑧で、セラミックの詰め物に関しては⑪⑫で補足説明しておりますのでご一読ください。
4. 義歯
保険外義歯においては、とりわけ歯科技工士のセンスと技量が重要になってきます。
腕の良い歯科技工士に、気持ちの入った仕事をしてもらうように、
頻繁な打ち合わせをしながら義歯を
作り上げていきます。
保険外(自費)の義歯のメニューを挙げると
ではそれぞれを別項にて説明いたしますので、上記のアンダーラインのそれぞれをクリックして下さい。
加えて「保険の義歯と自費の義歯の料金差の背景」(クリックして下さい)をお読み頂けると、
歯科治療での保険外治療の意味合いがご理解頂けるかと思います。
⭐︎そうは申しましても当院では保険治療の義歯も大切に考えておりますのでご安心下さい。
5. 根管治療
正しくは根管治療ですが根幹治療と文字を変えても良いぐらい大事な治療です。
その歯を残せるかどうかの「鍵」「最後の砦」となってくる非常に重要度が高い治療です。
いくら綺麗なセラミックを装着できていたとしても根管治療が不充分だと「砂上の楼閣」です。
長年根管治療を大切に考え、私なりに妥協の無い根管治療を行なってきました。
下図は根管治療から補綴物を装着するまでの基本的な流れです。
なかなか難しい治療と良く言われますが、時間を充分にかけて丁寧に進めていきますのでご安心下さい。